ウォーキングとバイクと転職

50のオヤジが2年がかりで転職を目指します。息抜きのブログです。

FP1級の勉強をはじめてみた

〇ファイナンシャルプランニング技能士1級。通称FP。簡単に言えば金まわりの相談屋だ。


〇FPは2級までは勉強すれば誰でも取れるが、1級は5年以上の金融業か士業の実務経験がないと受験できない。2級を持っていても1年以上の実務経験がいる。合格率は10%前後。


〇資格難易度はネットによると偏差値58。合格に必要な勉強時間は平均600時間。難しい資格なんだろうと思う。ちなみに選択から外した中小企業診断士は偏差値67とあった。1,000~1,200時間勉強が必要とある。無理だ。勉強嫌いには拷問だ。


〇それにしても資格の難易度に偏差値をつけるという発想が面白い。ついつい見てしまったが、世の中には星の数ほど資格があるようだ。


〇話を戻す。俺は2級をもっている。が、15年も前のことで中身などすっかり忘れている。復習しないとどうにもならないだろうと、とりあえずテキスト買って2級のおさらいをする。


〇20分やる。全然分からない。そのうち睡魔が襲う。40分寝て再開。気合でテキストにかぶりつく。35分後再び睡魔が襲う。寝る。勉強時間は1時間。あと599時間+睡眠2,000時間という途方もない時間をこの資格にあてるのか?


〇時間がもったいない気もするが転職への試練と受け入れることにした。

転職スケジュール

〇2年がかりの転職といっても無計画にやっては出来ない。かといって緻密な計画は大の苦手。ざっくり計画してみた。


第1ステップ:まず半年は資格試験を取る。ちょっとむずいやつを1つとる。年齢というハンディを補う。


第2ステップ:次の半年は転職セミナーとかに出て仲間を作る。情報交換が大事だ。同時に転職サイトに登録する。


第3ステップ:次の半年は面接をあちこちで行う。今の給料以上が望みだが、同等でも構わないし少し減っても仕方なかろう。50オヤジだ。採用されるだけで幸せだ。とにかく不平等な人事をしない会社がいい。ゴマすりばかりが上にいく会社はこちらから願い下げだ。


第4ステップ:最後の半年で新たな住まいや今の会社へのあいさつ、その他諸手続を行う。案外煩雑かもしれない。


〇と、考えてみた。で、今やるべきことは資格の取得だ。今年の8月末まで「やるじゃん!」って資格を1つ取る必要がある。


〇今の仕事の延長で取りやすいもの。今後使えそうな資格。そう考えると案外難しい。


〇例えば税理士や司法書士の資格はとても試験が難しい反面、今後コンピュータやAIで簡単申告システムが出来てくるとすれば将来は厳しい。10年で絶滅業種となる。行政書士なんかも同じだ。


〇一方で介護士とか医療関係なんかは変わらずニーズがありそう、と思っても実務経験がないし、全く知らない業種なんで転職そのものが無理だろう、と思う。


〇専門的知識というよりも総合的知識、今後コンピュータが代替しにくい資格というのはありそうでない。考え抜いた末、俺は2つを選択した。


〇1つは中小企業診断士。経営コンサルの資格だ。これは少し前まで俺のしてきた業務とかぶる部分が多いのでとっつきやすい。もう1つはFP1級。手持ちの資格の延長上の試験だ。どちらにしようか迷ったが、勉強量やスケジュール的に消去法でFP1級を受験することにした。どちらもなかなか難しい資格のようだ。


〇とりあえず挑戦したいと思う。

損害保険募集人

〇世の中には星の数ほど資格がある。俺も大したものはないが、持っているものもある。


〇転職するにも資格を更新しておいた方がいいものとほっといてもいいものがある。内部資格なんて屁の役にも立たないので捨ててもいいが、対外資格は迷う。


〇今回更新したのが「損害保険募集人」だ。俺は保険屋じゃないが、仕事柄たまに保険を売る。その時この資格がないと売ることが出来ない。更新試験で5年に1度。受けないと資格がなくなる。つまり損保が売れなくなる。


〇たぶん実務経験はいらないと思うが、仕事上扱っていれば取りやすい。とはいうものの全くの素人でも決して難しい資格じゃない。テキストと模擬テストをやれば試験には通る。保険屋さんには必携の資格なので、その道に進みたければ取って損はない資格だと思う。今回は丸2日、6時間ほど勉強した。合格率90%と「落とす試験」ではないが、制度も変わってるから全く勉強せずに受験すると落ちるかもしれない。


〇試験は前半40分、後半40分の計80分。前半は基礎単位試験。CBTで〇X式だ。常識で解けるのものが3割ある。残り7割のどちらかを全て〇にしても確率で半分は採れる。で、模擬試験を解いておけば類題が出るのでまずは合格する、といった感じだ。


〇後半は専門に分かれる。自動車保険、火災保険、障害疾病保険から自分の取りたいものを選択する。PCの画面上に電子テキストが用意されているため、そこから答えを見つけることが出来るが、事前に手持ちのテキストをさらっと10~15分程度眺めて目次や構成をつかんでおかないと時間切れで落ちるかもしれない。


〇損保というのはいろんな種類がある。それこそ自賠責や火災保険などからモデルの足や女優の瞳にまでオーダーで掛ける保険もあったりで多種多様だ。


〇保険は相互扶助の精神で成り立つから儲けは出さずに収支トントンの原則で作られている。だから商品自体はまともだ。でもあれもこれもと不要な掛け捨て保険に入りまくると「保険貧乏」になる。できれば最小限の出費で抑えたいのが保険料だ。


〇今までいろんなお客にあったが、「これは入っておいた方がいいな。」と思った保険は2つだ。1つは損保じゃないが、がん保険。がんの治療法は日進月歩だ。最新の治療は保険が効かないものが多い。俺も5年に1度は見直しをしている。ガンは国民病。2人に1人がガンで命を落とす。その上治療費は莫大だ。2つ目は地震保険。国も支援、奨励し保険控除も受けられる。このごろ良く揺れる。後は・・・そう、住宅火災保険の水災補償特約。集中豪雨も多い。


〇保険と言うと条件反射的に「いらない。」とか「金がかかる。」とか言って全然入らない人がたまにいる。また「保険って聞くとウサン臭い。だまされそうだ。」っていう人もいる。「ハニートラップを仕掛けて販売しちゃいけない」とか「霊感商法まがいの販売禁止」などテキストにも真面目な字体で書いてある。昔はそんな外訪をした人もいたから禁止行為として書いてあるわけで、鼻の下を伸ばしたおじさんが保険屋のお姉さんに手の上で転がされる姿や教祖化した保険のおばさんの姿を連想するとつい笑ってしまう。でも今のご時世、そんなことしたらすぐにお縄だ。


〇一見難しそうな仕組みもスマホでググれば10分もあればたいがいのことは調べることができるし、「なんだそんなことか。」っていうのがほとんどだ。それでも分からないことは相手に聞き、いる、いらないを決めればいいだけだ。少しは自分の頭で考えて物事判断しろよ、って思う。でもそんな人たちがいるおかげで、今の俺の商売が成り立っている。


〇損害保険ってなかなかとっつきにくいが、この試験を勉強すると損保の基本的な考え方が分かる。就職に有利不利はともかく、いい資格だと思う。生保募集人の資格も一緒に持ってると仕事の幅も広がる。