ウォーキングとバイクと転職

50のオヤジが2年がかりで転職を目指します。息抜きのブログです。

求人サイトに登録してみた

〇昨日求人サイトに登録した。年齢的に50を過ぎている俺の場合、サイトは中高年も対応できそうなものを選んだ。


〇登録する項目が多い。学歴から職歴、現在の年収から取得資格、希望業種に希望年収まで、作成するのが一苦労だ。履歴書などをあらかた作ってから転記するといいと思う。


〇希望年収は700万円以上にした。ちょっと高望みか。それでも減俸される前の俺の年収より少ない。「これぐらい欲しいな。働きがいも出るな。」という金額だ。


〇なんの取り柄もないオッサンの賃金と考えると「冗談言うな!」と笑われそうだ。今の俺はこの希望額の半分も収入を得てはいない。


〇子供は大学に在学中だ。とにかく金がかかる。よって質素倹約を励行している。それでも家計は火の車だ。移動手段はガス代をケチってカブにした。だが、例え自転車に代えても今の俺の賃金では家計を賄えない。


〇漢(おとこ)を通せばその職を辞さなければならない、ということを学んだ。理由は簡単だ。ここが日本だからだ。サラリーマン時代になっても会社内には村社会がある。弥生時代から日本には水田耕作を行う中で形成された共同扶助社会が不変のものとして存在する。


〇貧しいものはみんなで庇う。同時に出る杭は容赦なく打たれる。その傾向が田舎ほど顕著になる。それを今回は賃金の大幅カットを代償に学んだ。人生何事も経験だ。


〇会社のため諫言したことに後悔はない。誰かが言わなければならなかった。会社は俺を降格させたが意見には理解を示した。リスクの丸投げや責任逃れなど、相変わらず問題点は多いものの、「今改善しなければ会社が潰れる」という認識が会社全体に根付きはじめた。


〇人の心配もこのくらいにしておかなければならない。まずは俺の再就職だ。関西以東ならどこででも働く、で希望した。妻は地元に残ることを望んだが、おそらく地元には希望年収で受け入れる会社はない。地元に絞らなければ確率は上がる。蓄財を取り崩し生きている。来年の夏にはおそらく潰える。


〇妻は専業主婦だ。今求職活動中だが俺以上に悲惨だ。結婚してから数十年働いたことがないのだ。その不安は大きいだろう。俺の我意のため苦労をかけてすまない、と言うと「正直で一生懸命な人間ほど馬鹿を見る会社なんて見限っていいと思う。あなたは十分故郷に尽くしました。お客さんも社員もみんなあなたに感謝してると思う。」といってくれた。


〇いかんいかん、妻の心配をしている場合でもなかった。まずは自分だ。


〇今朝起きて「来てるかなあ?」とドキドキ。全然来てなかったらどうしよう、と恐る恐るメールボックスを開いてみる。


〇数十通のメールが入っていた。すごい、と正直思った。これが求人サイトの力か。もちろん採用してもらえるかどうかは別だが。


〇地元の会社は1つだけ。労働条件に「転勤不要です」とある。賃金条件は低い。転勤不要な会社にメリットはない。社内が澱み改革を拒絶する環境が生まれやすくなる。同じ構成員でマンネリ化した職場になりやすく競争力に劣る。時代に追随できなければ会社に未来はない。やはり故郷は捨てねばなるまい。


〇必要資格や条件を見る。やったことがないものばかりだ。今までの経験を生かすものは少ない。「そんな資格ないし・・・なんだ、この横文字は?BtoBビジネス経験者?はて?」みたいな感じで閲覧する。マーケティングとかアナライズとか、そんな仕事はしたことがないし・・・かといって「法人営業!」とか言われても・・・総じて甘くない。全く甘くない。俺が何ほども出来ない人間であることを改めて実感する。


〇それなら転職しないか、と言われればやっぱりしなければならない。斜陽産業の従業員は黙っていれば減給が続く。生きるための職探しなのだ。

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