ウォーキングとバイクと転職

50のオヤジが2年がかりで転職を目指します。息抜きのブログです。

就活サイトと連絡をとってみた

〇就活サイトから「オファー」とか「スカウト」というのがたまにくる。そのうちの1つが「俺じゃ無理だろ?」という会社があった。試しに受けてみることにした。もちろん採用されれば御の字だが、どう考えてもハイレベルな会社だ。大学受験でいえば、なんにも勉強してないが「とりあえずジーマーチ」とか言ってる若者みたいな感じで受けてみた。面接官にも本音で話しいろいろ教えてもらった。まずは敵を知らなきゃ今後の戦いに勝てないからだ。


〇一部上場のメジャー企業。まずはパソコンで書類を作成し送信する。連絡アポをとる。今の時代は電話とかズームで最初の面接する。コロナだし、最初は「箸にも棒にも掛からぬ」ものをフィルタリングするには通信手段の利用が手っ取り早い。


〇1時間近く話す。50代転職というのは本当に厳しいものだ、ということを実感する。以下、俺と同じように50以上で就活する人、上場企業の管理職候補で行きたい人の参考になれば、と記したい。


〇再就職で企業が取りたいのは即戦力だ。それと会社に貢献する利益だ。欲しいのは30代と思える。バリバリこなす年代だ。50代はマネジメント能力が高い+実績がある人が経営層として転職するのが理想らしい。


〇一般ないしは中間管理職として50代が転職する場合は専門的知識+現場経験があることが前提だ。でもそれだけじゃ足りない。なぜ高齢になるほど再就職が難しいのか、というと、一つは記憶力の低下だ。頭が悪い、というのが単純明快な理由だ。もう一つはプライドがあり、人の話を聞かない人が多くなるからだ。昔のサクセスストーリーは今の世の中には通用しない。いらないプライドは採用する会社の損失になる。単純に言えば老害化する可能性が大きいので採用しない、ということだ。


〇業界によっては上記のスキルの他、英語が出来る方がいい場合がある。TOEICという試験は聞いたことがあるが、どんくらいのレベルか分からない。息子に聞いたら500が現役学生の普通くらいで600だと結構優秀、じゃあ俺が必要な700ってどのくらいよ、と聞くと「かなりだよ、それ。」と教えてくれた。海外に支店がある企業なら、さらっとそれぐらいは求められる。「いやー横文字はからっきしで。」と答えると苦笑いされたが「英語はやっといたほうがいいですね」とさらりと返される。要は「取れ」ということだ。海外に支店がある企業は多い。ここが案外ネックになる。


〇あとはエクセルの表計算はIF関数ぐらいは最低限、という雰囲気があった。できればマクロがいじれる、作れなくとも前任者が作ったマクロを手直し出来るくらいのスキルが必要かもしれない。VBAの本を買ったが、俺の頭だと習得に3~4か月くらいかかりそうだ。ほぼほぼ記録機能で作れそうだが、細かい部分の修正なんかだといちいちこの手の本を引っ張り出さなきゃならなくなりそうだ。


〇英語力とPCのスキルを最低条件で求めてくる企業は結構多い。というか、マストに近い。ちなみに山形の求職で必要なマストスキルは「普通自動車免許」だ。この差はなんだ?


〇久々に見た海は大きい。ずっと山形に生きているとちょろちょろの小川しか見えなくなる。「俺は世間を知らな過ぎだ。」とつぶやいてしまった。


〇いいアドバイスも多々もらい、とても勉強になった。親切な人だった。大事なのは「自分がどうやって働いていきたいのか」と「どうやって生活していきたいのか」を考えること。目先の条件やネームバリューだけにとらわれることなく「キャリアアップしながら自分の市場価値を高めていく」ということだ、とまとめたい。


〇次は適性テスト、そして数回の面接と続く。フィルタリングで落とすのは「この人大丈夫?」っていう性格に難がある人や世間常識がない人、つまり最低限だろうから、ほぼほぼ通過するんじゃないだろうか。この先が勝負になる。


〇ただ、ここで考える。当然チャレンジしたい企業だが「自分の能力をもうちょい高めないと通用しないんじゃないの、この世界?」という思いが湧き上がる。俺の売りは何なのだろうかって考えた時、当然専門知識になる。とすればもちろん英語やPCの勉強はするが、大事なのは「今の職場での一層の進化」になる。つまり、就活がうまくいくためには今の職場で抜群の働きや「さすが!」ってくらいのスキルがないと難しいということだ。だから目の前の仕事にも一層励まにゃならん、ということになる。


〇両立は厳しいが、自分で選んだ道だ。引き返すつもりはない。行けるとこまでいこうと思う。

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