ウォーキングとバイクと転職

50のオヤジが2年がかりで転職を目指します。息抜きのブログです。

損害保険募集人

〇世の中には星の数ほど資格がある。俺も大したものはないが、持っているものもある。


〇転職するにも資格を更新しておいた方がいいものとほっといてもいいものがある。内部資格なんて屁の役にも立たないので捨ててもいいが、対外資格は迷う。


〇今回更新したのが「損害保険募集人」だ。俺は保険屋じゃないが、仕事柄たまに保険を売る。その時この資格がないと売ることが出来ない。更新試験で5年に1度。受けないと資格がなくなる。つまり損保が売れなくなる。


〇たぶん実務経験はいらないと思うが、仕事上扱っていれば取りやすい。とはいうものの全くの素人でも決して難しい資格じゃない。テキストと模擬テストをやれば試験には通る。保険屋さんには必携の資格なので、その道に進みたければ取って損はない資格だと思う。今回は丸2日、6時間ほど勉強した。合格率90%と「落とす試験」ではないが、制度も変わってるから全く勉強せずに受験すると落ちるかもしれない。


〇試験は前半40分、後半40分の計80分。前半は基礎単位試験。CBTで〇X式だ。常識で解けるのものが3割ある。残り7割のどちらかを全て〇にしても確率で半分は採れる。で、模擬試験を解いておけば類題が出るのでまずは合格する、といった感じだ。


〇後半は専門に分かれる。自動車保険、火災保険、障害疾病保険から自分の取りたいものを選択する。PCの画面上に電子テキストが用意されているため、そこから答えを見つけることが出来るが、事前に手持ちのテキストをさらっと10~15分程度眺めて目次や構成をつかんでおかないと時間切れで落ちるかもしれない。


〇損保というのはいろんな種類がある。それこそ自賠責や火災保険などからモデルの足や女優の瞳にまでオーダーで掛ける保険もあったりで多種多様だ。


〇保険は相互扶助の精神で成り立つから儲けは出さずに収支トントンの原則で作られている。だから商品自体はまともだ。でもあれもこれもと不要な掛け捨て保険に入りまくると「保険貧乏」になる。できれば最小限の出費で抑えたいのが保険料だ。


〇今までいろんなお客にあったが、「これは入っておいた方がいいな。」と思った保険は2つだ。1つは損保じゃないが、がん保険。がんの治療法は日進月歩だ。最新の治療は保険が効かないものが多い。俺も5年に1度は見直しをしている。ガンは国民病。2人に1人がガンで命を落とす。その上治療費は莫大だ。2つ目は地震保険。国も支援、奨励し保険控除も受けられる。このごろ良く揺れる。後は・・・そう、住宅火災保険の水災補償特約。集中豪雨も多い。


〇保険と言うと条件反射的に「いらない。」とか「金がかかる。」とか言って全然入らない人がたまにいる。また「保険って聞くとウサン臭い。だまされそうだ。」っていう人もいる。「ハニートラップを仕掛けて販売しちゃいけない」とか「霊感商法まがいの販売禁止」などテキストにも真面目な字体で書いてある。昔はそんな外訪をした人もいたから禁止行為として書いてあるわけで、鼻の下を伸ばしたおじさんが保険屋のお姉さんに手の上で転がされる姿や教祖化した保険のおばさんの姿を連想するとつい笑ってしまう。でも今のご時世、そんなことしたらすぐにお縄だ。


〇一見難しそうな仕組みもスマホでググれば10分もあればたいがいのことは調べることができるし、「なんだそんなことか。」っていうのがほとんどだ。それでも分からないことは相手に聞き、いる、いらないを決めればいいだけだ。少しは自分の頭で考えて物事判断しろよ、って思う。でもそんな人たちがいるおかげで、今の俺の商売が成り立っている。


〇損害保険ってなかなかとっつきにくいが、この試験を勉強すると損保の基本的な考え方が分かる。就職に有利不利はともかく、いい資格だと思う。生保募集人の資格も一緒に持ってると仕事の幅も広がる。

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