ウォーキングとバイクと転職

50のオヤジが2年がかりで転職を目指します。息抜きのブログです。

自転車で村を走る(鶴岡市、旧斎村、旧広瀬村、旧泉村、旧手向村)

〇休日をもらい、バイク旅をする予定があいにくの雨。この頃雨降りの日が多い。


〇旧村巡りも3回目。いい加減つまらなくなってきたので、観光地を入れて走ることにした。


(昭和14年の盛文館の地図。地図の赤いギザギザが今日のルートだ)


〇現在は県道だが、当時は国道らしい。赤いギザギザが何を指すのかは分からない。


〇昭和4年の地形図と照らし合わせる。


(こちらは陸軍測量部製作の地形図)


〇だいたいあっているようだ。


(写真1 鶴岡公園の西公園で車から自転車を下ろす)


〇鶴岡市をスタートする。昔から庄内の中心地で市制も早い。庄内と言えばクロダイ釣りが有名だ。庄内武士は日頃の鍛錬に鶴岡を朝早く出て海まで歩き、クロダイ釣りをしてまた戻る、を繰り返した。30Kmの峠道歩き+荒磯よじ登り。磯釣りで鍛えた肉体は戊辰戦争でその力を発揮、官軍相手に勝ち続けた。


〇脱線した。俺は庄内武士ほどタフじゃないのでチンタラ羽黒山の麓まで自転車で走ることにした。


〇鶴岡城からひたすら東に走る。神明町を越えれば苗津町だが、ここから赤川のほとりまでが齋村(いつきむら)だ。


(写真2 美しい流れの赤川)


〇「齋」は「潔斎」からくるんだと思う。ここから先は禊して歩け、ということだろう。昔の人は赤川で沐浴でもしたのかもしれない。


(写真3 広瀬村を走る)


〇途中で自転車道を見つける。羽黒山まで行くんじゃないかとそちらを走る。県道からはずれるが、これはこれで走るやすい。ちなみに当日利用者は2人しか見なかった。


〇稲穂が垂れる田んぼ。それが一面に広がる庄内平野。美しい、と素直に思う。


〇徐々に上り傾斜となる。休憩しながら泉村を通過する。


(写真4 ここからがご神域)


〇大鳥居を抜けると一気にアップする。自転車道は蛇行しながら山裾を抜けるがヒーヒーゼーゼー、オッサンにはきつい。


(主街道からはずれた山道が自転車道になる)


(写真5 やっと車道に合流。汗だく)


〇手向村に入るまでもう一登りして、ようやく羽黒山登山口へ。駐車場に仰向けでぜいぜい言いながら転がっていると、ビアンキのロードレーサーにのったお姉さんがにこやかに手を振りピューっと通り過ぎて行った。自転車の性能差?クロダイ釣りで鍛えてる?やけに余裕だった。


〇せっかくなので羽黒山に登る。祓川を渡り五重塔までいったところで足がガクガク。オヤジの限界はこんなもんだ。


(写真6 山頂行きは断念)


〇手向の宿坊街を見る余裕もなく、来た道をひたすら漕いで鶴岡に戻り飯にする。ところが新型コロナのため「市民以外の食事はお断り」ときた。前の男性が断られた。俺も出ていこうとするとなぜか通してくれた。「今鶴岡は市独自のコロナ対策宣言中なんだ。貼り紙?いい男だから入れちゃったよ。良かったらこれ食べてね。」俺はモデルナ2回うってるから大丈夫、と答えながらも店によっては観光客お断りがあることが分かった。サービスの中華丼をドカンとテーブルに置きながらママが教えてくれた。


〇30.6KMの自転車旅。村巡りが体力づくりになってしまった。やっぱりカブにする。

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