ウォーキングとバイクと転職

50のオヤジが2年がかりで転職を目指します。息抜きのブログです。

カブで村を走る(山形市 旧元沢村)

〇念願の村巡りbyカブだ。


〇自転車で回ると足、というよりは背中のリュックが腰にくる。ロードレーサータイプの自転車は前傾姿勢。バイク乗りでもセパハンに慣れてる人なら大したことないのかもしれないが、俺の場合は羽黒町を回ってから背中の痛みを回復するのに2日かかった。


〇早速カブをひっぱりだして本沢村に向かう。長谷堂、菅沢、前明石、仁位田の4集落からなる南村山郡の村だ。役場は長谷堂にあった。昭和31年山形市に編入されたが、長谷堂地区の久保手という字だけは上山市に編入された。


〇江戸時代、前明石以外は上州の館林藩、前明石は下総の佐倉藩の飛び地だったようだ。山形は天領も含めいろんな大名の飛び地がある。最上57万石の取り潰しによりぐちゃぐちゃの支配体制が出来た。年貢率も各種労役の日程も風習も隣村同士なのに全然ちがうのもザラだ。これが山形の「お山の大将」や「井蛙」を作る土壌となった。


(南沼原村からの続き。ロストした旧小滝街道に再びランデブー)


〇本沢村へ行く旧小滝街道は今の国道348号線の1本東を走る。歴史を感じる道路だ。


(写真1 細い旧道が続く仁井田地区)


〇突き当れば長谷堂の村役場のはずだが見つからないので、とりあえず長谷堂城址公園にカブを停める。


(写真2 ブドウの産直販売をしていた)


〇ここのブドウはうまい。実は生産量全国2位だったりする。県内のワイナリーにも送られる。寒暖の差がある山裾の傾斜地がブドウ作りにはいいらしい。


〇歩いて地元の方に村役場の跡地を聞く。小学校の近くらしいが


(写真3 本沢小学校。神社と寺と学校はたいがい場所が変わらないからいい目印になる)


〇と、すぐ近くに


(写真4 多分これだと思う)


〇消防小屋だ。地図上からもこの地点に違いなく、それが証拠に


(向かいに雑貨屋があった)


〇この頃分かってきたこと、それは村役場跡の向かいにはかなりの確率で雑貨屋、ないしはその廃墟がある、ということだ。おそらく役場で用をすませたらついでに買い物、とか子供に駄菓子とか買ったんじゃないか、と思う。切手とか封筒とかも売ってたんじゃないか、と思う。


〇地元のおばさんいわく「この辺はずんだぐらっていうんだ!」・・・「ずんだぐら?」なんじゃそりゃ?「ずんだ」って「豆」のこと?そういえばこの辺は枝豆も盛んに作ってたような・・・つまり「豆を蓄えてた蔵?」いうなれば「穀物倉庫」があったのか?


(写真5 山形市西側の旧村をつなぐ道。中山町長崎までウネウネと続くみたいだ)


〇次なる村、柏倉門伝村へ出発だ。時速15KMで我がスーパーカブを転がす。ああ、漕がなくてもいい自転車。「カブ最高!」文明の恩恵を感じながら旅は続く。

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