〇俺のプレスカブもついに今月息子に渡すことが決まった。

〇「コケるのが恐いし。はじめはカブでいい。」とのこと。野ざらし駐車の予定なので、バイクカバーだけでは心もとない。そこで洗車＋長持ちコートをしてあげることにした。

〇付属品などすべて取り外して準備完了だ。

〇俺の場合、カブは家庭用洗剤で洗う。まずは右から2つ目の「ジョイ」を薄め、1度目は大きめのブラシでグイグイ全体を洗う。水で流したら2度目は真ん中の「重曹の激落ちくん」をブラシにまぶしながら同じように洗う。3分間放置すると炭酸で汚れが浮き上がる。洗い流せば普通の汚れはほぼ落ちる。

〇次にそこから左から二つ目のアビリティクリーン４５０円の投入だ。今回は汚れがひどいので全部スプレーする。エンジン周りやリムからさび色のような汚れがドロドロ落ちる。3分放置し水で流す。2度やると油汚れの8割が落ちる。

〇最後は一番右の「ホーミングクリーム」を歯ブラシにつけ、頑固なところをゴシゴシやる。かなりきれいになる。後は洗い流して２０分放置後タオルで拭きあげる。

〇お次は防水塗装だが・・・

（レッグガードをホワイトラッカーで塗るが・・・すごい色むらだ）

〇盗難の心配がなくなった。逆にいいのでは？と思う。

（車体に透明ラッカーを塗って防水する。一缶２００円で買える。なんなら１００均モノでもいい。錆の進行がだいぶ抑えられる）

〇今時の家庭用洗剤の威力はすごい。油脂がガンガン落ちる。マフラーなんか鏡面状態だ。だが他のバイクはさすがにこの洗い方はしていない。

〇風防もポリカ製だと経年劣化で曇りは避けられないが、リンレイの「パーフェクトクリーナー　お風呂用」が効く。かなりクリアになる。

〇パーツを組み直す場合は、ネジなどへのグリスアップが欠かせない。油分が全て除去されるから、そのまま締めると次の回にネジが外れなくなる可能性が大きい。それくらい除脂する。

（両手に収まるくらい小さなシリンダーブロック。ここから馬５頭分のパワーを引き出すってちょっと驚きだ。）

（お掃除完了！）

〇俺も最初に乗ったバイクはカブだった。乗りやすいしフレンドリーだし、なによりもバイクに乗る楽しさを教えてくれる。だから息子に譲ることにした。

〇毎朝ドライバーでアイドリングスクリューを調整しながら乗らなきゃいけない１９９５年製のポンコツ。もちろん電子機器などない。気温やカブの調子を考え、勘でエンジン回転を微調整していく。セルスタートなんてない。ボアアップしてるからキックも重い。万事不便かもしれない。でも、だからこそ愛着もあるし「今日は良く走ったな！」とボディーを撫でてあげる気持ちが湧く。それが相棒、それがバイク、だと思う。

〇さよなら、プレスカブ。下手かもしれんがちゃんと息子を乗せてくれよ。