ウォーキングとバイクと転職

50のオヤジが2年がかりで転職を目指します。息抜きのブログです。

スーパーカブで健康促進

〇毎朝車で通勤している。俺の地元の場合、渋滞の原因の多くがお年寄りのノロノロ運転だ。高齢者の運転には地元の免許センターも警察もかなり警戒している。でもお年寄りも好きで車の運転をしてるわけじゃない。田舎は交通機関がないので車がないと満足に買い物にもいけない。それはわかっちゃいるが、少なくとも朝の通勤時間の車での移動はご遠慮願いたい、というのが正直なところだ。


〇50KMの制限速度の道を30KMで走る。すごいお年寄りだと20KMで走る。イライラした人が追い越そうとする。が、お年寄りカーはウインカーも上げず突然曲がったり、信号が赤になってもノロノロと突っ切ったりする。アイアマステーツだ。恐くて抜けないから皆ついていく。で、いなくなったとたんにぶっ飛ばして事故を起こす人がいる。


〇スピード違反に乱暴運転で即お縄だが、原因はなんだろうと考えた時、どうしてもおじいちゃんの顔が浮かんでくる。


〇昔はスーパーカブに乗って道路のはしを走るお年寄りが多かった。それはそれで車も流れた。今のお年寄りは足腰が弱いんで車に乗っている。


〇俺もカブを持っている。軽くて扱いやすい。自転車に乗れる人なら乗れる。お年寄りに言いたい。整形に行ってマッサージベッドや器具利用に金を払うくらいなら、スーパーカブを買って乗り回した方が健康でいられるよ、と。カゴやバスケットをつければ買い物袋も山ほど詰める。下手すりゃ車より頑丈なのがカブだ。おそろしく低燃費でリッター50KMも夢じゃない。


〇カブのエンジンはキックスタートだ。50CCでもいいが、2輪免許がある人なら古いカブの110CCくらいだと踏みごたえがあり、足腰の運動になる。新しいカブにはボタン式のスターターなんかついてるかもしれないが、そんなの使っちゃ意味がない。中古のボロカブでいいのだ。キック始動に限る。散歩する気力がなくてもカブキックぐらいなら毎日やれる。車道の左はしを走れば渋滞も起きないし、イライラ族が減る。交通事故も減る。


〇カブで走ればバランスを取らないと当然コケる。座ってペダルの上げ下げだけしてればいい自動車とは違う。カーブは体の重心移動をしないと曲がれない。カブは遅くて非力なので乗ってると結構疲れる。適度な疲労感と爽快感が食欲を増進する。足腰の強化と食欲がお年寄りには何よりも大事だ。


〇バイクにまたがるお年寄りは沙汰目にもかっこいい。「いやーお若いですね。」の一言がうれしくて励みになる。もうちょっと大きいバイクに買替ちゃおうかな、なんて思えたらシメタものだ。雨の日も合羽を着こんで走るはずだ。また、大きな荷物を積んだり重いバイクになるほど一層のバランス感覚とブレーキング技術が求められるので体と頭の同時トレーニングになり、反射神経も良くなってさらに若くいられる。ゴーグル付きの半ヘルなんかかぶって颯爽と乗ってるとおしゃれだし、人目を気にして生きるとどんどん若がえる。


〇上限は250CCのバイクだ。軽くて使いやすい。特に250クラスのバイクはツーリングも街乗りもなんでもこなす上に維持費が安い。俺が一番乗るのも250だ。それ以上デカいバイクだと重いし、取り回しが億劫になる。また「おじいちゃんが疲労骨折した。」とか「おばあちゃんがぎっくり腰になっちゃった。」とか言われて家族からバイクを取り上げられるかもしれない。


〇俺の周囲では250ならオフ車がいいという人が多いが、自分の体形にあった好みのものでいいと思う。日本の道路なら250でほぼほぼ全て走り切れると思う。


〇俺も70過ぎたら「カブジー」になってそのへんを乗り回すつもりだ。お年寄りの健康促進にはカブがいい、と思う。

×

非ログインユーザーとして返信する